マイクロソフトが標準を尊重していたら ― 2006年05月31日 23:31
文字の海・ビットの舟によると、マイクロソフトは文字コードの標準に基づいてソフトウェアを実装してきたのだそうです。この連載が面白いのは、こういった関係者の声が聞けることで、これなども大変ユニークな意見と聞こえます。
- マイクロソフトが文字コード標準を尊重していたら、機種依存文字の文字化けに悩まされることもなく、「機種依存文字は文字化けするので使わないで下さい」とお願いする手間が省けていたことでしょう。
- マイクロソフトが文字コード標準を尊重していたら、WindowsにおいてJIS X 0208からJIS X 0213への移行がスムーズに行え、今ごろは、とっくに、より多くの人がJIS X 0213の恩恵を受けていたことでしょう。
- マイクロソフトが文字コード標準を尊重していたら、Unicodeとの変換で波ダッシュ(〜)が文字化けするなどという馬鹿らしい問題 (MS-Unicode問題) は起こらず、より容易にUnicodeが使えたことでしょう。
- マイクロソフトが文字コード標準を尊重していたら、シフトJIS (というかCP932) の中に同じ記号が重複符号化されているなどということはなく、意味不明の文字化けに遭遇することはなかったでしょう。
もしこれからマイクロソフトが文字コード標準を尊重するようになるのなら、大いに歓迎します。
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